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乾燥肌対策に必須!ー ビタミンCとコラーゲンの関係 ー

2020年11月12日更新
乾燥肌対策に必須!ー ビタミンCとコラーゲンの関係 ー
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SUMMARY

  1. ・コラーゲンは真皮の約70%を占めていて、肌のハリ・弾力の元になる
    ・コラーゲンは加齢とともに減少・劣化する
    ・コラーゲンを作るには、ビタミンCが必要不可欠

寒い季節の朝起きたときの顔のパリパリ感、アイラインを引いたときのまぶたシワシワ感、気になる方はいませんか? こうした肌の不調が保湿だけの問題なのか、あるいは他は何か気をつけるべき点があるのか、原因を知ることができれば対策ができますね。 
 
さて、今回はコラーゲンのお話です。コラーゲンの機能と、ビタミンCとの関係について、少し真面目に解説してみました。肌のコラーゲン状態を整えて、乾燥に負けない美肌を目指しましょう。 
 

皮膚は3つの層からできている

人間の肌=皮膚は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。表皮と皮下組織については、別の記事で解説するとして、本記事では、コラーゲンが主要成分となる「真皮」について詳しく見ていきましょう。 

真皮は「ハリ」「弾力」「みずみずしさ」を保ちます

真皮は、およそ2mmの厚みをもつ層で、その主要成分は、コラーゲン(繊維状タンパク質)、エラスチン(繊維状タンパク質)、線維芽細胞、ヒアルロン酸(ムコ多糖類)です。また、毛細血管も通っているので、血管から栄養や酸素を肌全体に送る機能もあります。 
 

コラーゲン・エラスチン

コラーゲンとエラスチンは、網状(マトリクス)構造をとっていて、イメージとしては、縦横に伸びるコラーゲン繊維同士を、エラスチンが要所要所で束ねて支えているような形状です。この構造によって、皮膚が簡単に破れないようになっているのと同時に、皮膚にハリと弾力を生み出しています。 

ヒアルロン酸

そして、この網状構造の隙間をゼリー状の基質(水分を抱えたヒアルロン酸など)が満たしています。ヒアルロン酸は肌のみずみずしさを保つための非常に重要な成分なので、また別の記事で詳しくご紹介します。 

線維芽細胞

線維芽細胞はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出す細胞で、古い組織の分解も担います。 

真皮の7割はコラーゲン!

コラーゲンは真皮の約70%(乾燥重量)を占めます。しかも、身体全体で見ると、全タンパク質のうち1/3がコラーゲンです。コラーゲンは骨、軟骨、腱、血管、歯など、あらゆるところに含まれています。 

コラーゲンは「加齢」とともに減少・劣化します

コラーゲンは日々つくられ、新陳代謝によって消費されていますが、残念ながら、加齢とともにコラーゲンの合成量は減り、糖化や紫外線、活性酸素によってその質も劣化します。コラーゲンの減少・劣化によって、真皮の保水能力も低下します。保湿をしても乾燥が気になる、シワが増えた、ハリ感がない、潤いが足りない……、こうした肌状態にはコラーゲンの減少・劣化が少なからず影響しています。 
 
また、コラーゲンの減少・劣化は、美容上の問題だけではありません。コラーゲンが減ると、細胞と細胞が離れやすくなって血管に隙間ができ、血管が破損しやすくなります。また、成分の半分がコラーゲンである骨も、もろく折れやすくなります。このように身体の健康を維持するうえでもコラーゲンはたいへん重要な成分です。 
 

コラーゲンを作るにはどうすればいい?

コラーゲンが美容と健康にとても重要なタンパク質であることは、上記からおわかりいただけたかと思います。「コラーゲンが足りていないのかも……」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。 
 
そこで次は、コラーゲンを身体にたくさんつくってもらうにはどうしたら良いか、まず、コラーゲンが作られるしくみについて見てみましょう。 

ビタミンCがないとコラーゲンがつくれない

コラーゲン繊維を構成しているコラーゲン分子は、3本のポリペプチド鎖(アミノ酸が連なったもの)で形成される螺旋状の立体構造です。コラーゲン分子の螺旋構造の維持には「水素結合」が必要です。さらに、コラーゲン分子同士は「アルドール結合」によってくっついて、コラーゲン繊維を形成しています。 
 

この「水素結合」に欠かせないのが「ヒドロキシプリン」、「アルドール結合」に欠かせないのが「ヒドロキシリジン」、という2種類のアミノ酸です。そして、この「ヒドロキシプリン」と「ヒドロキシリジン」を作り出すのに欠かせないのが、ビタミンCなのです。つまり、ビタミンCがないとコラーゲン分子もコラーゲン繊維もつくることができません。 
 
ビタミンCの欠乏症として「壊血病」が有名ですが、これは、ビタミンCが不足することでコラーゲンが作られなくなり、体内のあらゆる器官で出血性の障害が生じる病です。壊血病は数カ月間という長期にわたってビタミンCが欠乏したときに発症するので、現代においては日常生活のなかで恐れる必要はありません。ただ、日ごろ歯茎から出血しやすいというような症状をお持ちの方は、慢性的なビタミンC不足の可能性が考えられます。 
 

ビタミンCを積極的に摂りましょう

以上のことから、ビタミンCは日々欠かさず取り入れたい栄養素です。野菜・果物はもちろん、芋類、肉、魚のなかにもビタミンCを含むものがありますが、赤ピーマンは野菜のなかでも含有量が多く、100gあたり170mgのビタミンCを含みます。ジャガイモには35mg、レバーには20~30mg含まれます。また、緑茶もビタミンCを多く含むのでオススメです。 
 
(参考) 
・「新ビタミンCと健康 21世紀のヘルスケア」(2012) 
・生体医工学,55(2),97-102,2017 
食品成分データベース(文部科学省) 
 
【編集後記/小松美保子】 
食物には、ビタミンC以外にも身体をつくるために必要不可欠な様々な栄養素がバランスよく含まれているため、栄養の基本は食事から摂ることが大切です。そのうえで、食事では足らない栄養素を、サプリメントなどで補いましょう。食事とサプリメントを上手に併用することが、健康な身体づくり・美しい肌づくりにつながります。 
 

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2017年12月26日作成 └ビタミンCの知識
ランク9位

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